ジャーナリストの木村太郎氏が、次期首相として民進党前代表の蓮舫氏の名前をテレビ番組であげた。「すごく期待していた」という。
蓮舫氏といえば「二重国籍」問題をめぐって疑問の声が相次いだ。だが木村氏は「二重国籍は二重文化のこと」だとして肯定的に捉えている。
「二重国籍というのは二重文化のこと」
木村氏は時事問題を討論する「橋下×羽鳥の番組」(テレビ朝日系)2017年8月21日放送回に出演。番組では「次期首相にふさわしいのは誰か」をテーマに出演者5人が順番にプレゼンする形式を取り、木村氏は「実は蓮舫さんにすごく期待していた。華がある」と見解を述べた。
二重国籍については
「実はこれからの政治家に必要なことじゃないか。二重国籍というのは二重文化のこと。広い視野を持った政治家が出て、日本のガラパゴス状態に風穴を空けないといけない」
と持論を展開。木村氏自身が米国生まれであるのを引き合いに、
「物事の考え方がすごく広まる。あの人(蓮舫氏)もこれから見える部分が広がってくる可能性がある。そういう人を拒否してはいけないと思う」
と主張した。
他の出演者があげた人物を追うと、実業家の西村博之氏が「小泉進次郎氏」、タレントでエッセイストの小島慶子さんと、お笑いタレントのカンニング竹山さんがいずれも「石破茂氏」、橋下徹氏が「安倍晋三氏」だった。いずれも与党自民党衆院議員の名前をあげている。しかし木村氏は「(自民党の)誰を見ても(首相に)ふさわしいと思わない」と自民党議員を一蹴していた。
プレゼン後には出演者5人の「誰に共感したか」を観覧客50人が採点したが、1位は西村氏の64点、2位は橋下氏の59点、3位竹山さん55点、4位小島さん53点と続き、木村さんは45点で最下位という結果だった。