携帯電話ブランドauを運営するKDDI(東京都千代田区)と沖縄セルラー(沖縄県那覇市)は、2018年4月以降、メールアドレスのドメインの「ezweb.ne.jp」を、「au.com」に変更することを発表した。
これを受けてネットでは、「EZweb」の存在を知らない世代も多いのではないか、という声などが上がった。
18年4月以降も「ezweb.ne.jp」のドメインを使い続けることもできる
KDDIは、17年8月22日に、新しくEメールアドレスを取得する顧客に対し、18年4月以降に「au.com」のドメインを提供すると発表。当面「ezweb.ne.jp」のドメインを使い続けることもできる。もし、現行ユーザーが18年4月以降にメールアドレスの変更をする場合には、ドメインは「au.com」になるという。
J-CASTニュース編集部の記者が、今回の取り組みの背景などについて、17年8月23日にKDDI広報担当者に取材したところ、
「auに親しみやすさを持ってもらうことが目的です」
と語る。17年1月にauのオフィシャルサイトのドメインも「au.com」にするなど、auブランドに親しみを持ってもらおうと取り組んでおり、その一環だという。
「今の学生はEZwebって何みたいな世代」
今回の発表を受け、ツイッターでは、
「今の学生はEZwebって何みたいな世代」
「確かにezwebは今の人だと謎」
という声が見られた。
EZwebとは、auが提供する携帯電話によるインターネット接続サービスのことで、1999年4月にスタートした。フィーチャーフォン(ガラケー)や初期のスマートフォンのインターネット接続サービスに利用されている。しかしスマホの普及に伴い、利用機会は大きく減少しており、近年ではメール用のドメインとしてくらいしか、目にする機会がないのが現状だった。実際、Yahoo知恵袋には「ezweb.ne.jpはどこの会社のアドレスなのか」、「ezweb.ne.jpはどう読むのか」といった疑問が寄せられている。
これについて同担当者は、「今回の取り組みはauブランドを馴染みやすくするという目的もありますので、シンプルでわかりやすくなって良いのではないでしょうか」と述べている。