原発ゼロ「2030年代に」「一日も早く」
「原発ゼロ」の実現時期についても違いが浮き彫りになった。前原氏は「私が政策調査会長時代にまとめた『2030年代原発ゼロ』をめざして、あらゆる政策資源を投入する。原発のない社会を着実、現実的につくっていく」と発言。
これに対して、枝野氏は「目標の時期が重要とは思わない」と切り出した。「いかにすれば一日も早く原発ゼロを実現できるか、リアリティある工程表をしっかり示す」として、「年内に法案を国会提出したい」と力説した。
インターネット掲示板やツイッターでは、こうした両者の主張にズレを感じたユーザーもおり、冷めた声が少なくなかった。
「同じ党でこんだけ政策違ったらあかんやろ」
「これだけ方向性が違う人が同じ政党だなんて。民進党の迷走の要因の一つなんでしょうね。結集軸がまるで分からない政党であることがよく分かりました」
「代表決めるのに違う政策述べるのってもう解党でいいんじゃないすかね」
「負けた方は離党し、主義主張が近い他の政治勢力と協力してほしい。そもそもこれほど主張の異なる人達が一つの政党でいる必要がない」