絶賛!松山千春の「神対応」 1時間遅延の機内で「大空と大地の中で」を熱唱

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松山さん「皆の気持ち考えたら、何とかしなきゃ、みたいな」

   松山さんはその足で、OBCラジオ大阪のスタジオへ向かった。同日(8月20日)夜21~22時に放送されるレギュラー番組「松山千春のON THE RADIO」(NACK5制作)の生放送に出演するためだ。

   番組もそろそろ終盤に差し掛かろうとした頃だった。「熱っぽくラジオ大阪から語らせていただいていますけど...こんな話、聞いてくれるか」。松山さんはしんみりとそう切り出すと、飛行機内で起きたことを赤裸々に語り始めた。

「機長からアナウンスがあり、保安検査が大渋滞になっていて、この便に乗る予定の方々が巻き込まれてしまい...(中略)そうか~皆頑張ってあそこに並んでな、待っているんだな、みたいなね。それにしても遅いな、みたいなね。段々雰囲気が悪くなるんだよ、分かるべ?機内の雰囲気が悪いんだよ(笑)」

   松山さんはそこで、立ち上がって客室乗務員のところへ行った。

「『すみませんが、みんなイライラしています。マイクを貸していただけますか』って言ったら、キャビンアテンダントの方が『機長に伝えますので』。そしたら機長さんからOKが出ました。『じゃあ、ここを押して話してください』」

   そして、

「千歳発伊丹行きにご搭乗の皆さん、松山千春です。もうシートベルトされてから1時間以上も経つ。いらだつでしょう、むかつくでしょう。しかし、安全に飛んでくれることを自分たちは信じていますし、皆苦労していますから待ちましょう。『旅は道連れ』ですから、一緒に旅行を終えましょう...と言って、『果てしない 大空と~』と歌ったんだよ」

という。

   松山さんはそこまで振り返ると、「おれね、歌い出してから40年以上経つけど、キャビンアテンダントのマイクで歌ったの初めて(笑)」と苦笑いし、

「おれも出しゃばったことしているな、と思うけどさ、皆の気持ち考えたら、何とかしなきゃ、みたいな。機長さんよく許してくれたな、と思うわ。うそみたいな、話でした」

と締めくくった。

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