夢の生体転送装置が完成? すでに中国米国間で転送試験も実施

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データをメールに添付すれば転送完了

   SGIのプレスリリースによると、DBCに送るデータはメールに添付する程度でよいため、インターネットにさえ接続できれば、理論的には世界中のどこからでもウイルスや細菌を「転送」することができる。

   急速に変異が進むようなウイルスが出現したとしても、回収したサンプルからすぐにワクチン製造施設でウイルスを再現し、その都度素早く対応したワクチンを製造できる。また、患者の遺伝情報を元にその患者に合った薬をDBCで製造し、素早く処方する、といった使用方法も可能だという。

   現在は市販されていないものの、ギブソン博士は2~3年内に販売できるとコメントしている。

   ところで、DBCではウイルスよりも大きなものは再現できないのだろうか。SGIはDNAやRNAといった遺伝情報だけでなくたんぱく質などの合成も可能で、将来的にはそれなりの質量がある生物を「転送」することも不可能ではないかもしれないとしていた。

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