プロ野球・読売ジャイアンツの山口俊選手(30)が2017年8月18日、傷害と器物損壊容疑で書類送検された。7月11日に目黒区の病院で、酒に酔った状態で男性警備員を負傷させたりするなどのトラブルを起こした疑いがもたれている。
山口選手は同日に記者会見を開き、「軽率な行動で事態を起こし誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。病院関係者とは示談が成立したという。
会見では、具体的な処分も発表された。処分は(1)8月18日からシーズン終了(11月30日)までの「出場停止」(2)7月11日から8月17日の期間、1日につき年俸の300分の1に相当する額の「罰金」(3)出場停止の期間、1日につき年俸の300分の1に相当する額の「減俸」の3つ。
同球団の選手をめぐっては、2016年10月、野球賭博事件で、笠原将生・元投手(26)に懲役1年2か月、執行猶予4年(求刑・懲役1年2か月)の判決が言い渡されたばかり。
同席した石井一夫球団社長は、「賭博問題を受け、規律委員会を設けて若い選手たちの指導強化を進めてきた」とするも、「今回の件で、中堅・ベテラン選手の指導の必要性を感じた」とし、今後はそれを実現する仕組みづくりを進めていくと述べた。