米国のトランプ政権が任命した初めての新駐日大使、ウィリアム・ハガティ氏(58)が2017年8月17日、着任した。成田空港に到着した直後に開いた会見では、「日米同盟は揺るぎない強固なもので、さらに強化していく」などと表明した。
ハガティ氏は会見で、挑発的な行動を続ける北朝鮮を念頭に「米国が自国と同盟国を防衛する力を保有していることには、疑う余地がない」と述べ、日米関係の連携を強調したほか、「日米の経済関係強化に私の経験を生かしたい」として、日米の経済協力に意欲を示した。
同氏はオバマ前政権で駐日大使を務めたキャロライン・ケネディ氏の後任。投資会社ハガティ・ピーターソン創設者で、民間のコンサルティング会社に勤務していた際に3年間、東京に滞在した経験があるという。今後、天皇陛下の信任状奉呈式を経て、正式に大使としての活動を始める。