誰もが日常的にしていることでありながら、自分以外の他人のことはよく分からないトイレの個室内での出来事。
ジャニーズアイドル「TOKIO」のメンバーは、トイレットペーパーを使用する際の「引き出し方」に強い興味を示している。冠番組「TOKIOカケル」(フジテレビ系)の2017年8月16日の放送回などで話題に上り、盛り上がりを見せている。
ディーン・フジオカは「巻く派」
「トイレットペーパーどう巻いてる?」――疑問を口にしたのは、TOKIOの山口達也さんだ。「TOKIOカケル」6月21日の放送回にゲスト出演した俳優のディーン・フジオカさんに対してこう質問し、番組では出演者それぞれの方法を実演することとなった。
山口さん自身はトイレットペーパーの上側を内にし、手繰り寄せるようにして蛇腹式に「畳む派」。ディーンさんは上側を内にして「巻く派」。長瀬智也さんはゆっくりと紙を伸ばしていく方法を披露したが、口では「畳みながら静かに」と説明していた。
なかなか知る機会のない他人のトイレ事情は、視聴者の間でも反響が大きく、
「畳みながら出す派だな~」
「巻き巻き派やわ」
「くしゃっと丸めて使う人なんです」
など、ツイッター上ではそれぞれの流派が明かされることとなった。
同じ質問は、俳優の浅野忠信さんがゲスト出演した8月16日の放送回でも取り上げられ、出演者による実演が再び行われた。山口さんによると、「業界内で大好評」の企画だったという。
浅野さんは上側を内にして5~6回「巻く派」だったが、山口さんは
「巻く人がどうしても信じられなくて。巻くとどんどんちっちゃくなっていきません?」
と釈然としない様子。松岡昌宏さんも「巻かない派」だといい、適当な長さを引き出して切り取り、くしゃくしゃに丸めてみせた。
トイレットペーパーには裏表がある
人によって大きく異なるトイレットペーパーの引き出し方だが、メーカーはどのような使用法を想定して製品を開発しているのだろうか。J-CASTニュースは8月17日、トイレットペーパーを製造販売する大手メーカーに取材した。
「一般的にトイレットペーパーには、エンボス加工のある『表』と加工のない『裏』があります。表側を使用した方が...とは思いますが人それぞれです。引き出し方によって拭く面が表だったり裏だったりするのですが、自社調査の結果では表が3割、裏が3割と五分五分です。蛇腹折りだったり、くしゃくしゃに丸めたりする人もいます」
メーカーや製品によって違いはあるが、基本的にロール状の上側が「表」、下側が「裏」だという。つまり、上から下へすくい取るようにすると「表」、下から上に巻き上げるようにすると「裏」を使用することとなる。
ちなみに一度に使用するトイレットペーパーの長さは、ダブルだと90センチ、シングルだと120センチが平均だそうで、
「厳密に推奨する使い方はないですが、詰まりの原因となるので一度にたくさんのペーパーを流すのは注意してほしいです」
と呼びかけていた。