代々続く野球部の「伝統」
手をつなぐ理由はなんだろうか。J-CASTニュースは17日、同校野球部OBで、現在青山学院大学野球部で活躍する鈴木駿輔さん(19)に話を聞いた。
鈴木さんは昨年の夏には甲子園のマウンドに立ったことがあり、取材に対し、
「選手全員の心をひとつにするためです」
と答えた。
斎藤監督は、1年生から3年生まで分け隔てなく「チーム」として戦うことの大切さを、常日頃から選手たちに伝えている。その表れがこの行為につながった。
いつから始まったかは「わからない」としつつ、少なくとも、鈴木さんが同高にいたころ(2014~2016)にはすでに続いていたという。
手をつなぐ場面は、大会での校歌斉唱時だけではない。大会前、球場に向かう前に同校のグラウンドで校歌を歌い、そこでも手を繋いで団結力を高めている。
つなぎ方に決まりはあるのか尋ねると、
「特に決まっていないですが、小指同士が多いですね。恋人つなぎをする選手はかなり仲が良い証ですね(笑)」