72回目の終戦の日にあたる2017年8月15日、安倍晋三首相と閣僚の19人は東京・九段北の靖国神社への参拝を見送った。閣僚が8月15日に参拝しないのは12年に第2次安倍内閣が発足してから初めて。
安倍首相自身は参拝しなかったものの、柴山昌彦党総裁特別補佐を通じて私費で玉串料を奉納した。柴山氏は安倍首相に「参拝に行けず申し訳ないが、しっかりお参りしてほしい」と言われたと記者団に明かした。
参拝見送りの背景には、北朝鮮の弾道ミサイル発射計画の公表を受け、現時点で近隣諸国との摩擦を増やすのを避けたこともあると見られる。