小野寺五典防衛相は2017年8月24日、防衛相就任後初めて沖縄県を訪れ、翁長雄志知事と会談した。8月3日の内閣改造から2週間足らずでの訪沖となった。
小野寺氏は会談の中で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古沖(同名護市)への移設やオスプレイ配備についての理解を求めた。翁長知事は、普天間基地所属のオスプレイが豪州で墜落事故を起こし、政府が飛行再開を容認したことに反発。会談は平行線をたどった。
会談後に行われた記者会見で、小野寺氏は、普天間基地の固定化を避けるために辺野古への移設が必要であること、米軍にはオスプレイ運用に際して万全を期すよう要求したことを語った。