日本マクドナルドが2017年8月9日から販売している「東京ローストビーフバーガー」に、ある疑惑が浮上することになった。実は豚肉を使っているのではないか、というものだ。
同社は肉はビーフ100%に間違いないとし、8月14日に豚肉は「調味液として使用」と商品紹介ページに記した。しかし今度は、別の疑問の声が上がることとなった。
アレルギー情報に「豚肉:ローストビーフ」
「東京ローストビーフバーガー」について公式サイトでは、以下のように説明されている。
「肉の旨みをしっかり感じるローストビーフと、ジューシーな100%ビーフパティを、バゲット風バンズでサンドしたバーガーです」
ところが「これはローストビーフといえるのか?」という疑問があがった。ホームページに紹介されているアレルギー情報に、「豚肉:ローストビーフ」という表示があったからだ。そのため、
「チャーシューだったんか」
「ロースとビーフだろ」
「牛肉と豚肉を混ぜたものをローストビーフ表示してるのか?」
などといったことが掲示板に書き込まれちょっとした騒動になった。
J-CASTニュースが8月14日に日本マクドナルドに取材したところ、ビーフ100%のローストビーフであり、調味液に豚を使っていると説明し、この日、
「豚肉:ローストビーフ(調味液として使用)」
と表記変更をしたと説明した。
「豚肉疑惑」は誤解だったわけだが、しかしこのローストビーフ、スーパーなどで売っているものとかなり違っている。ローストビーフはイギリスの伝統的な料理で、一般的には大きな牛の肉の塊をそのままオーブンで焼いて薄くスライスして食べる。同社広報に、同バーガーの肉はどのように作ったのかと質問したところ、提供する肉の形や量を均一にするため、牛肉を重ね合せて形を整えスライスしているのだと説明した。