「コーチは選手の歩幅変更に慎重であるべきだ」
その結果、初心者もベテランランナーも、自分が普段走っている歩幅が一番効率的であることがわかった。しかも、33人全員の一致した結論だという。
研究チームのリーダーで、米国陸上連盟の医科学委員でもあるレイン・ハンター博士は、論文の中でこうコメントしている。
「私たちの研究成果のメッセージはこうなります。エリート選手であれ、趣味で走っているランナーであれ、自分にとって好きなストライド(歩幅)で走るのが一番なのです。体が自然に求めないことを行なうべきではないということです。また、指導するコーチも選手のストライドを変更させることには慎重になるべきです」