「しばらくブームが続くのではないか」
しかし、それでは個性を表すことはできない。一方、オーダーメードするほど経済的な余裕もない。他人と同じものを身につけることに抵抗を感じ、可能な範囲内で「オンリーワン」を目指したいという人たちが、「カスタマイズ商品」に引きつけられていると言えそうだ。
「ある意味、節約志向に飽きてきた消費行動の一つの現れかもしれない」(アナリスト)との見方も出ている。比較的安価な服やサンダルに高価なビーズで装飾するなど、自分自身でお金をかけて商品を作り直してしまう動きも広がってきている。「カスタマイズは今後、しばらくブームが続くのではないか」と、小売り関係者はみている。