「全国1500万人の昆虫すごいぜ!ファンのみなさん!香川照之です!」――こんな挨拶で始まったのは、俳優・香川照之さん(51)が贈る番組「香川照之の昆虫すごいぜ! 出動!タガメ捜査一課 カマキリ先生vsタガメ 」(NHK・Eテレ、2017年8月12日放送)。
今回の放送は3回目で、過去2回の放送は、いずれもネット上で話題に。今回も、番組関連のワードがツイッターのトレンドに入るなど大きな反響を呼んだ。はたしてどんな内容だったのか。
捕獲成功で「すげー」「うぎゃーって感じですね」
「香川照之の昆虫すごいぜ!」は、「『超』がつくほどの昆虫マニア」という香川さんが、昆虫の面白さを熱く解説する番組だ。
初回は16年10月、「トノサマバッタ」をテーマに放送し、「Yahoo!リアルタイム検索」で番組名が1位にランクインするほど注目を集めた。それを受け、17年5月に「モンシロチョウ」をテーマに第2回を放送。そして今回、「特別課外授業」と題し、香川さんが「ほんとに好きなの」という昆虫・タガメの捕獲ロケを敢行、その模様を伝えた。
今回の番組のロケは、栃木県内の河川敷で行われた。「わたしは今日は12さい」と興奮しきりの香川さんは、まるで「カマキリ」のように、鋭い目を光らせて水辺を探索。なかなか発見できずにいたが、ついに目の前にタガメが出現。だが、その姿に見惚れてしまい、捕獲を忘れるという失態を犯す。
それから、約2時間。中腰姿勢で懸命に捜索し、ようやく体長約7センチの「お目当て」を捕獲。
「すげー」
「うぎゃーって感じですね」
と感動しきりだった。
その後も、新たな「恋人」を求めて捜索を続け、ロケは休憩なしでおよそ4時間におよんだという。
8月14日23時から再放送も
昆虫愛にあふれた香川さんの姿に、ツイッター上では、
「香川さん、感動した」
「見てましたが香川さんが少年のようでした(笑)」
「昆虫すごいぜ! 面白かったw狂気に満ちた熱量が 人を惹き付ける」
と、絶賛コメントが相次ぐ。
その他、「普段と全く異なる表情で嬉々としてやってたなぁ」と普段の香川さんとのギャップに驚く声や、「大人になったって好きなものを諦めなくていいんだ!」と番組からメッセージ性を読み解く人も少なくなかった。
番組は8月14日23時から、NHK Eテレで再放送される。