愛犬がヒアリに刺された!どうする? 「ヒアリ大国」米のペットサイトに学ぶ

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アリを犬の体から落とすにはクレジットカードで

   もっと重い症状の時はどうすればよいのか。動物病院「VCA Animal Hospital」のウェブサイト「虫に刺された時に最初にできること」では応急措置をさらに詳しく説明している。

(1)まず刺した(かみついた)昆虫を特定する。アリか、ハチか、クモか。
(2)アリがまだ犬に付着している場合、クレジットカードでこすり落とすのがベストの方法。間違ってもピンセットでつままないこと。アリの体を絞って毒をさらに注入することになる。
(3)ベーキングソーダと水をペースト状にしたものを傷口に塗り、痛みとかゆみを楽にしてあげる。
(4)傷口の腫れを最小限にするため、10分間ほど保冷剤や氷パックを当てて冷やす。
(5)アレルギー反応を抑えるため、抗ヒスタミン薬を1回投与する(事前に獣医から投薬法を学んでおく)。
(6)犬がまだ傷口をなめたり、かんだりしている時は、傷口が感染症を起こさないようコーン帽子(犬がかめないようにする円錐型帽子)をつける。
(7)体力維持のため、新鮮な水と食べ物を与える。缶詰より水分の多いスープ食の方が弱った胃腸に優しい。

以上が応急措置だが、症状が深刻な場合はすぐに動物病院に連れて行かないと危険だ。その場合のサインは――。

(1)頭や首に大きな腫れがあり、呼吸を困難にさせている。
(2)全身のブツブツの発疹や腫れがある。
(3)ゼエゼエと苦しい呼吸をしている。
(4)のどに腫れがあり、犬が唾液を飲みこめない。
(5)おう吐や下痢がひどい。
(6)犬が興奮している(脳神経系をやられている可能性がある)。
(7)発作、めまい、ふらつきを起こしている。

以上の症状があったら飼い主の手に負えない。すぐに動物病院に電話しよう。

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