「ビルゲイツ破産は、本当だった!!!」などと、ネット上でまとめサイトが取り上げている。
破産したのは東京にある同名の内装会社なのだが、大富豪でマイクロソフトの共同創業者のビル・ゲイツ氏と勘違いする人が続出した。自分が釣られた事に気付き「ビックリしたー」と楽しんでいる人は多いものの、デマの拡散に過ぎず、悪質な行為だ、などの批判も出ることになった。
「世界が引っくり返る。。。紛らわしさw」
「ビルゲイツ破産」の噂は2017年7月頃から時々ネット上に出るようになった。あの大富豪が破産するわけはないと誰も相手にしなかったのだが、8月9日から、
「ビルゲイツが破産 まさかと思ったら本当だった...」
などと複数のまとめサイトが取り上げ、大きな話題になってしまった。もちろんタネ明かしはしていて、官報が17年7月7日に「株式会社ビルゲイツ」が破産したと告知している、と記している。東京都世田谷区の内装会社で、東京地裁が6月28日に破産手続開始の決定をした。まとめサイトだけではなく、官報掲載の企業倒産情報を報じる複数のビジネス系サイトでも、同社の破産手続開始の決定を伝えている。
同社は、グーグルマップで会社の位置は特定できるのだが、検索してもHPの有無もはっきりしないほどの小さな会社のようだ。信用調査会社の帝国データバンクの資料によると、2016年3月の決算期の売上は8800万円で、「利益」欄は空欄となっていた。
ネット上では当初、
「あのビルゲイツが破産?」
「マジかよ!?Windows10売ってくるわ」
などと騒ぎになったが、やがて、
「世界が引っくり返る。。。紛らわしさw」
「他人の名前で会社作っといて破産するとか最悪すぎる」
「今年一番笑ったニュースだった」
などの書き込みがツイッターや掲示板に出て、「釣りネタ」を楽しむ人が多く出ることになった。