金正恩氏が決断すれば「任意の時刻に同時多発的に連発的に」
北朝鮮側の反応もエスカレートしつつある。トランプ氏の発言の数時間後、朝鮮人民軍は国営朝鮮中央通信を通じて、17年5月に発射実験を成功させた中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」で
「グアム周辺に対する包囲射撃を断行するための作戦方案を慎重に検討している」
とする声明を発表。
「総司令官である金正恩同志が決断を下せば任意の時刻に同時多発的に、連発的に実行されるであろう」
などと、いつでも攻撃可能な状態にあることを主張した。声明では、米国が北朝鮮への対抗措置として行っている軍事演習を非難しながら、
「われわれがこのようなやむを得ない軍事的選択をしないように、わが国に対する無分別な軍事的挑発行為を直ちに中止すべきである」
とした。