本当に「移民の増加は米国人労働者の賃金を押し下げてきた」のか
「雇用活性化のための移民法改革法案」(移民規制法)については、トランプ氏側は
「数十年間にわたって、移民の増加は米国人労働者の賃金を押し下げてきた。法案は賃金を上昇させ、貧困を減らし、納税者にとって数十億ドルの節約になる」
と主張。ワシントン・ポストは、ハーバード大の経済学者が、スキルの低い移民が実際に米国人労働者の賃金を減少させるとの研究結果を発表しているものの、保守派のナショナル・レビュー誌を含む複数の論文が、「他に主な要因がある」などと調査方法に欠陥があるとしている。
「ベトナム戦争功労者らの表彰」の話題では、トランプ大統領が退役軍人の首に勲章をかける動画とともに、
「トランプ大統領は、退役軍人に対して全体として敬意を表しているし、それに加えて、数百万人の退役軍人が良い待遇を受けられるようにする改革プランでも、そうしている(敬意を表している)」
というナレーションが入った。だが、トランプ大統領が改革プランの法案に署名したのは6月23日。表彰自体は歴代の大統領がやっていることであり、それを踏まえてワシントン・ポストは
「ここで言う『リアル・ニュース』は、過去の大統領が行ってきた勲章授与の式典を利用したことだ」
と皮肉った。