米グーグルは2017年8月7日(現地時間)までに、性差別を巡る議論を巻き起こすような内部文書を作成した社員を解雇した。
ロイター通信ほか複数のメディアによると、解雇されたのはジェームス・ダモア氏と見られる。ダモア氏はIT業界において管理職や技術職に女性が少ないことは、生まれ持った男女の生物学的な違いが原因であるとした文書を作成した。
これを受けてグーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、「この社内文書の一部は、ジェンダーに関する有害なステレオタイプを職場で広げるという点でわれわれの行為規範に違反し、一線を越えている」と述べたとロイターは報じた。一方、ダモア氏はこれを違法な解雇だとして、訴訟も辞さない考えを示しているという。