「『ブラックボックス』に今もなってしまっている」
また中村氏は「都議として都政に専念する立場」という「無回答」の理由についても、「国政について答えても都政に専念はできるはず」と指摘。その上で「マスコミに揚げ足を取られるおそれを懸念しているかもしれません。ただ都政に邁進している姿勢をブログやSNSなど自分のチャンネルでアピールできる時代です。私自身も揚げ足を取られる経験を何度もしましたが、自分の発信で少しでも誤解を解こうと思ってきました」と、あくまで自身の考えを発信するスタンスが大事だとする。
さらに
「マスコミのアンケートは、有権者が知りたいことを代わりに聞くという側面もあります。それに答えないのは民意に背くということになると思います」
とも主張。「自民党都連も党としての答えを用意してくれましたが、私は自分の考えで回答しましたし、咎められませんでした」と自身の経験を絡めた。
こうしたことから、都民ファはじめ都議に求めることとして「豊洲移転の決着をみても『元の木阿弥』の感を受けます。都議会はチェック機関として、時には小池百合子都知事と対立してもおかしくないはず。結局、自民党都連が言われていた『ブラックボックス』に今もなってしまっているように感じます。そうしたら都議選での有権者の票が無駄になってしまいます。都議選では、都民のみなさんが自民党都連ではなく、都民ファーストの会に期待し、投票しました。その期待に応えるべきであり、応え方として都民全体にとっての最適解を求めていってほしいです」と話していた。