米大リーグ・ドジャースのダルビッシュ有選手(30)が、人気番組「ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV」(テレビ朝日系)の放送内容にツイッターで苦言を呈していた件で、テレビ朝日側がダルビッシュ選手本人に謝罪していたことが分かった。J-CASTニュースの取材に、同社広報部が明かした。
同番組は、スポーツ選手の口の動きを「読唇術」で読み解き、マイクが届かない試合中の選手同士の会話を分析・紹介するスポーツバラエティー。2017年8月5日の放送では、高校時代のダルビッシュ選手に着目したのだが...。
「絶対言ってないです(笑)」
5日の「キリトルTV」では、2004年夏の甲子園3回戦で東北高校と千葉経大附属高校がぶつかった一戦を取り上げた。当時、東北高校3年のダルビッシュ選手にとっては、これが「最後の夏」にあたる。
番組が着目したのは、東北高校が2点ビハインドで迎えた10回裏ツーアウトの場面。打席に立つダルビッシュ選手は、ツーストライクまで追い込まれると、一度打席を外してチームメートに滑り止めを要求した。
番組では、この瞬間にダルビッシュ選手が「最後かな。ドキドキするわ」と呟いていたとテロップ付きで紹介。その後、打席に戻ってバットを構えた時には、
「クソー 終わらせねぇぞ コレ!」
と叫んだとも伝えた。結果、ダルビッシュ選手は三振に終わったが、番組のナレーションでは「(試合には)負けたが、プレー外でも大物ぶりを遺憾なく発揮した」としていた。
しかし、この放送について、ダルビッシュ選手本人が6日昼(日本時間)のツイッターで苦言を呈した。フォロワーの一人から番組が紹介した「発言」の真偽を問われると、
「絶対言ってないです(笑)」
と全否定。続けて、以前にも読唇術で解析した内容のチェックを依頼されたことがあるとして、その時も「全く違うくて読唇術って信用できないなと思いました」(原文ママ)と訴えた。