がんになったら親子でどう向き合うか 小中学校に広がる「がん教育」とは

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乳がん手術5回の生稲晃子さんは全部娘に見せた

   がんになったら子どもとどう向き合えばいいだろうか。番組ではモデルの園田マイコさんと息子の啓太さん母子にインタビューした。マイコさんの乳がんが見つかったのは9年前、シングルマザーとして1人息子の啓太さんを育てている時だ。早期の乳がんだったが「死ぬ」と思い込み、当時中学2年生の啓太さんには何も言えなかった。啓太さんは母親のがんを知ったのは父親からの電話だ。「ママに大丈夫だよと声をかけ、抱きしめてほしい」と言われた。しかし、何も言えなかった。今回のインタビューで初めて互いの思いを語り合った。

啓太さん「びっくりした。本当に死んだらどうしようって。(母が)お風呂や寝る前に泣いているなと思った」
マイコさん「10年は経ってないけど、互いに色んな葛藤はあったと思う。啓太に聞こえないようにこっそり...(泣きました)」

   この映像をスタジオで見た女優の生稲晃子さんは涙を流した。乳がんの手術を5回している。

生稲さん「私は娘に何でも話しました。お風呂にも一緒に入り、すべてを見せています。再発した時7歳だった娘は『私、なんでもする』と言ってくれて、頑張る勇気をもらいました。成人するまで死ねないと思えて頑張れました。(林さんに向かって)私は娘に話すのが早すぎたでしょうか?」
林さん「思春期以降ならば、きちんと話したほうが分かり合えていいと思います。しかし、学童期はトラウマを抱える可能性がありますから、医療機関で特別なプログラムを組んでいます。ぜひ、がん患者の親は相談して欲しいですね」
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