暑い夏は肝臓を傷める危険大 たった30秒「魔法の料理」で治そう

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【林修の今でしょ!講座】(テレビ朝日系)2017年8月1日放送
「名医が『若返らせるべき臓器』を紹介」

   猛暑となった今年の日本の夏。毎日高温が続くうえ、ゲリラ豪雨や台風と気候がたびたび大きく変動して体調管理が大変だ。

   特に夏は、肝臓が弱りやすい季節。むちゃな食事を続けると肝臓のコンディションが悪化する。ただし、逆に食材で若返らせることも期待できる。

  • サクラエビは干したものの方が栄養価は高い
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肝臓の繊維化が進行すると最悪の場合がんに

   肝臓が弱る原因のひとつが、食べ過ぎだ。夏は気温が高く、体が熱を作る必要がないので代謝が下がる。そのため暴飲暴食すると内臓脂肪がたまりすく、肝臓を弱らせる。

   具体的なメカニズムはこうだ。脂肪細胞が出す「炎症性サイトカイン」が、周りの臓器を傷つける。番組ゲストで東京大学医学部付属病院の小児科医、伊藤明子氏によると、炎症物質を浴びた肝臓は物理的に傷がつき、それを治そうと白血球の仲間が集まってきて、結果的に肝臓の「繊維化」が起こる。繊維化がどんどん進むと、肝臓は固くなって本来の仕事ができなくなってしまう。最終的には肝硬変、さらに進行すると肝臓がんとなる。内臓脂肪の蓄積を避ける食習慣を心がけるのと同時に、肝臓の炎症を抑えるのが重要となる。

   鍵を握るのが、2つの食材だ。伊藤氏が最初に挙げたのは、ブロッコリースプラウト。スルフォラファンという物質がたくさん入っており、これで肝臓の炎症を抑えた、肝機能を改善したとの研究が発表されているという。食べると、効果は2~3日持続するので、生のブロッコリースプラウト1パックを週3回食べるとよいと、伊藤氏は勧めた。

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