韓国メディア「タカ派とは視点が異なる」
韓国メディアは総じて河野氏に好意的な反応だ。河野氏は04年のブログで、現職首相による靖国神社の参拝について
「中国側から見れば、日中の合意に反するということになります」
と解説。これが「首相の靖国神社参拝に否定的」と受け止められ、
「歴史問題や韓中外交のような各種の懸案について、自民党タカ派とは視点が異なる」(朝鮮日報)
「自民党内ではハト派政治家として知られている」(東亜日報)
などと評価されている。両紙とも、太郎氏が洋平氏の長男である点には触れているが、太郎氏が河野談話をどう評価するかについては触れていない。
ただ、河野氏が就任会見で慰安婦合意の「着実な実行」を求める従来の日本政府の姿勢を踏襲したことで、
「韓日関係が改善されることを期待する観測に水を差した」(東亜日報)
と、失望気味な声もあがっている。