「70年談話」では村山&小泉談話の「痛切な反省」「心からのお詫び」踏襲
1995年の村山談話、2005年の小泉談話では、共通して「植民地支配と侵略によって」アジア諸国に対して「多大の損害と苦痛」を与えたことに対して「痛切な反省」と「心からのお詫び」を表明している。戦後70年談話(2015年)では、両談話を念頭に
「こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものであります」
とした。
河野氏としては、慰安婦について「甘言、強圧などで本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、官憲等が直接これに加担したこともあった」「朝鮮半島出身の慰安婦が多かったが、当時朝鮮半島は日本の統治下にあり、募集、移送、管理等も甘言、強圧などで本人たちの意思に反して行われた」などとした河野談話への評価を避けた形だ。