長友佑都「今でも忘れない」引退表明・石川直宏への恩 「進み続ける生き様」

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   2017年シーズン限りでの現役引退を2017年8月2日に表明したFC東京のMF石川直宏(36)に、元チームメートのDF長友佑都(30)がツイッターでコメントを寄せた。

   長友は20歳の時にFC東京でプロキャリアをスタートさせ、当初から石川の世話になっていたようだ。

  • 石川直宏とチームメートだった長友佑都(2016年12月撮影)
    石川直宏とチームメートだった長友佑都(2016年12月撮影)
  • 石川直宏とチームメートだった長友佑都(2016年12月撮影)

「起こる事全て善きこと」

   長友は2日夜、ツイッターで「ナオ(石川直宏)さん引退表明。僕がFC東京に入団した時、プロでやっていけるか不安だった自分を、励まし、勇気づけてくれたナオさんを今でも忘れない」と、自身が入団した07年当時の石川との関係を振り返った。その上で

「怪我をしても前を向き、進み続けるその生き様は多くの人に勇気と希望を届けたと思う」

と敬意を示している。

   高い得点能力をもつ高速サイドアタッカーとして名を馳せた石川だが、度重なる左膝のケガに苦しんだ。得点王争いをしていた09年10月、相手選手と接触し左膝前十字靱帯を損傷。選出が期待された10年のFIFAワールドカップ(W杯)も出場できなくなったが、不屈の闘志でピッチに戻り、11年にはクラブ副キャプテンも任された。

   だが、15年8月にまたも悪夢が襲った。親善試合で同じ左膝前十字靭帯を今度は断裂。1年後の16年9月にJ3・FC東京U-23で復帰したが、影を落とし続け、現在までトップチームでの出場は叶っていない。石川は、自身の公式サイトに寄せた引退報告の中で「左膝のリハビリを復活に向けて取り組んできましたが、思っていた以上の回復が出来ていないこと」を決断の理由の1つにあげている。それでも長友が言うように選手生活を通して前を向いており、石川はこうも書いている。

「時に強がりで、時に自分の都合の良い形で言い聞かせている部分もあると思うけど、今まで起きてきたネガティブな事も全部ひっくるめて『起こる事全て善きこと』だと思いながら、思わせながら無理やりにでも繋げてきたからこそ今の自分の姿がある」
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