車内の静けさは「ガソリン車では絶対に味えない」
ところで、「リーフ」オーナーの2人は、なぜガソリン車ではなくEVを選んだのだろうか。
購入のきっかけについて尋ねると、特に「リーフ」の走行性能に惹かれたというBさんは、試乗時に「変速のない加速が乗り心地を良いままにキープしてくれる」点に魅力を感じたと話す。
Bさんは航続距離が大幅に伸びる新型リーフにも興味津々だという(画像は本人提供)
また、AさんはEVならではの「静粛性」に惹かれたとして、
「EVなのでエンジンの音や振動が皆無で、街乗りでのロードノイズも大きくないので車内は常に静か。この車内の静けさは、ガソリン車では絶対に味えないと感じました」
という。続けて、Bさんと同様に「力強い加速」にも魅力を感じたとした上で、「しかも、加速の際も車内は静かなまま。ガソリン車では加速の際にエンジン回転が上がってうるさくなりますが、リーフにはそれがありません」と絶賛していた。
Aさんは「ガソリン車より走りが面白い」とも語る(画像は本人提供
今回、日産「リーフ」オーナー2人へのインタビューを通じて、多くの人がEVに抱く「負のイメージ」と、実際の利用者が感じる印象には「ある程度の溝」があることが分かった。加えて言えば、イギリスやフランス、オランダなど欧州各国を中心に、ガソリン車とディーゼル車の販売を将来的に禁止する動きも出るなど、世界の車社会の潮流は確かにEVに移行しつつある。
こうした動きを踏まえて考えると、現在ガソリン車を利用しているオーナーであっても、いつまでも過去のイメージに捕らわれず、改めて「EVの現状」を知っていく必要があるのではないだろうか。EVをめぐる動きや取り組みといった情報ついては、日産「リーフ」の公式ウェブサイトでも確認することができる。