国立感染症研究所が2017年8月1日に発表した、第29週(7月17日~23日)の感染症発生動向の速報データによると、この夏はさまざまな感染症に注意しなければならないようだ。
まず、はしか。第29週までの患者数は168人に上り、2016年の1年間の患者数(159人)を既に上回った。
手足口病は第13週(3月26日~4月1日)以降増加が続いている。第29週の定点あたり報告数は8.93人となった。都道府県別では福井県が21.64人と最も多く、大分県が17.06人で続く。
咽頭結膜熱(プール熱)は、定点あたり報告数は減少傾向になってきたが、過去5年間の平均と比べるとかなり多い。
RSウイルス感染症は、報告数が2239例となり、前週の1778例から増加した。神奈川県で250例、東京都で223例と多くなっている。