行きたい病院を自分で選べないなんて 複雑すぎ!米国の医療保険の裏側

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主治医から検査医、次に整形外科医、治らなくて今度は...

   医療保険会社が提供しているプランは、大きくわけて、HMO、PPO、EPOがあります。

   HMO(Health Maintenance Organization)プランは、ネットワークに加盟している医者の中から主治医(Primary Care Physician)をひとり選んで、常にその医師を通して、専門医を紹介してもらいます。主治医が患者の健康を管理しているようなもので、どこの医者にかかろうが、主治医は、その履歴を知ることができます。また主治医が、「専門医による診断が必要」と判断した場合、患者が加入している医療保険のネットワークの中から専門医を探してつなげてくれるのです。

   今回の私の「椎間板のズレによる痺れ」の場合は、まず主治医に診てもらい、主治医がMRI(核磁気共鳴画像法)の検査医を紹介。そこでの検査結果をもって、また主治医に会い、次の整形外科医を紹介してもらったのです。整形外科医に治療してもらいましたが、思うように効果がでなかったため、フィジカルセラピーを紹介されて今に至ります。

   なおHMOは、緊急時以外ネットワーク外の医療機関では全く使えません。ただし保険料は、後述するPPOより安く、自己負担額も少なくてすみます。

   今、我が家は提示されたHMOのプランの中からファミリープランに加入していますが、毎月支払う家族4人分合計の医療費250ドル(約2万7700円)に加え、医者にかかるたびに20ドル(約2200円)を自己負担します。我が家は家族4人、それぞれ主治医がいるのですが、このプランを選んだ一番の理由は、「娘たちが生まれた時からの主治医が全員ネットワーク内にいて、これまでどおり主治医に指定できたため」です。

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