加計ネタは「読売じゃなくて朝日だなぁ」
ちなみに、読売の広告には「忖度」(7月14日朝刊)という言葉を使い、朝日の広告では「美文字ありき」(加計問題ネタ)を用いている点から、ネット上では「各紙のテイストに合わせてコピーを考えているのでは」との指摘も出ている。
この点について浅川さんに聞くと、
「いや、そこまで意識はしてないです(笑)。ただ、『美文字ありき』というコピーで行こうという話になったときには、『これを載せるなら、読売じゃなくて朝日だなぁ』という話が社内で出ましたね。試しにその方向で動いてみると、本当に実現しちゃったんです」
と笑う。また、一般紙では政治ネタを取り入れたが、スポーツ紙に掲載する広告ではエンタメ系のネタを考えたという。
ちなみに、一連の攻めた新聞広告を掲載するにあたって、社内では一切反対する意見は出なかったそうで、
「ずっと、『これ、新聞社さんOKだしてくれるかな...』という点だけを心配していましたね(笑)」
としていた。
広告の反響は「思っていたよりもかなり大きかった」そうで、浅川さんによれば、フォロワーの増加率やページへのアクセスは事前の予想よりも「1.5倍」ほどの数字を記録しているという。