「やめとけ バルササポから日本のフィーゴって呼ばれるぞ」
17年5月のU-20ワールドカップ(W杯)日本代表に当時15歳ながら飛び級で選出されるなど未来を嘱望される久保だが、クラブ・代表ともにトップチームでの実績はない。そのためインターネット掲示板では「まずJリーグで結果と自信を得てから海外に」「まだ何者でもない、何も成してないサッカー少年に過度な注目浴びせるのやめよう」と、可能性は低いと見る向きが強い。
それでもネット上の議論は盛り上がりを見せており、下部組織ながらバルセロナ出身選手がレアルに行くという流れがにわかに注目されている。
長年ライバル関係にある両クラブ間を渡り歩くことはある種タブー視されており、過去にはバルセロナで5シーズン過ごしたルイス・フィーゴが2000年にレアルへ移籍した際には大きな物議を醸した。バルセロナサポーターがフィーゴの経営する飲食店を襲撃したほか、移籍後最初の「エル・クラシコ」(伝統の一戦=バルセロナ対レアルの試合のこと)では、コーナーキックを蹴ろうとするフィーゴにバルセロナサポーター側のスタンドから豚の頭が投げられるなど禍根を残した。
これほどのバッシングは稀な事例だが、当時からのサッカーファンには強く記憶に残っており、少なくとも通常のクラブ遍歴とは意味合いが異なるようで、インターネット上では
「バルサからマドリーってフィーゴかよ」
「やめとけ バルササポから日本のフィーゴって呼ばれるぞ」
「バルサからレアルは流石に久保君でもわきまえてるとおもいますよ」
「これだけは絶対に阻止して欲しい」
などの声も一部で出ている。