ツイッターでは1000件以上のリプライが
また、鈴木氏はメディアの姿勢にも「この桜井氏の神聖なる国会の場に相応しくない発言に対し、メディアの批判があると思いきや、2日経っても何の反応もない。こうした現状を不思議に思うものである」と不満を述べている。
閉会中審査自体は各ワイドショー番組でも取り上げられたが、桜井氏の「出ていけ」発言については鈴木氏のように批判的な向きは多くはない。
たとえば、25日「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、「出ていけ」の場面を国会のVTRで放送しながら「指名されてもいないのに安倍総理に代わって答弁しようとする山本地方創生担当大臣に、怒りが収まらない民進党・桜井議員」とのナレーションを挿入。同日「news every.」(日本テレビ系)でも「山本大臣が答弁にたったことに桜井議員が激怒する場面も見られました」とナレーションされるだけだった。
同日「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)では、松野博一・文部科学相も野党議員が「総理に」と言った場面で答弁したこととあわせ、「質問者が総理を指名しているにもかかわらず、代わりに答弁に立つ大臣たち。昨日の総理発言(1月20日の旨)の影響か」とナレーターが述べている。同日の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(CBCテレビ系)では、政治評論家の有馬晴海氏が「山本大臣が出てくるのは、総理がちょっと答えにくいのを自分が何回も出て行って時間稼ぎをし、質問を終わらせるテクニックだと思う」と推測していた。いずれも、山本氏の「代打」の理由について分析しているが、桜井氏の言動の是非は特に触れていない。
一方で、ツイッターでは批判的な声も少なくない。今回の閉会中審査で質問に立つ旨を桜井氏自身が告知した25日朝のツイートには、その後29日までに1000件以上のリプライ(返信)が殺到。「大臣に対して『出て行け!』ですか? 本当に品性の欠片も無い人ですね貴方は」「全国中継している国会において、大臣に対して汚い言葉で恫喝紛いの行為。 次世代を担う子供達が見ていたとしたらどう受けとるでしょう」「山本大臣は『細かいこと』と言ったのです。『小さいことと言った』と嘘をつくのはやめてください」などの厳しい声が寄せられている。