スーパーでの「万引き」騒動をフジテレビなどに報じられた、女優の石原真理子さん(53)が自らのブログで、メディアへの怒りを合計1万字近くにわたる長文でつづっている。
特に、第一報を発信したフジテレビについては怒り心頭で、BPO(放送倫理・番組向上機構)への申し立ても視野に入れていると主張する。
「今後は二度と起こらないことである為ご安心下さい」
報道によると、石原さんは2017年7月22日(東京スポーツは捜査関係者の話として、実は「18日」との情報を掲載している)、都内の店舗で弁当などをレジを通さず持ちだそうとし、「万引き」として通報され、警察の取り調べを受けたという。26日、フジテレビ「みんなのニュース」が独自スクープとして取り上げ、メディアを騒がせることになった。
石原さんはこの件について沈黙を守っていたが、29日までに、自らのブログでこの件に関する2本の記事を公開した(27日付と29日付。ただし、前者は公開に失敗していたとのことで、実際には29日に入って配信されたものと見られる)。いずれも、事件に言及した部分だけで5000字近くにおよぶ長文だ。「スピリチュアル」な方向に内容が飛ぶこともあり、文意がわかりにくい箇所もある。
「皆さま、ご心配を感謝致します。昨日報道されていたという報告が来ましたが、内容には間違いがあり事実とは異なる誤報の部分があります。それは『引き続き』という部分でありここに続きはないということ、そして逮捕されてもおりません。また、今後は二度と起こらないことである為ご安心下さい」
石原さんの最大の不満は、本件が「すでに終了している」話である(と本人は認識している)にもかかわらず、「警視庁は引き続き、石原さんから任意で事情を聴く方針」(フジ)などと、事件が継続しているかのように報じられていることのようだ。
「この故意なる悪質な印象操作での誤報を流した罪は許されない、これは対マスコミへの問題として、これまでにも何百回となく長年に渡りマスコミからはあらゆる方向から私にのみ集中した大々的な営業妨害と人権侵害、虚偽報道、虚偽記述をされてきた歴史も踏まえ、今回の湾曲隠蔽誤報道をBPO問題とすることを検討開始しました」(原文ママ)
困窮説、母への取材などにも激怒
また、事件に関連し、近況について「貧困にあえいでいたということなのだろう」(日刊ゲンダイ)、「やつれていた」(フジ)などと紹介されたことについても、
「生活に困窮しているわけでもありません」
「以前から全く変わりのない私の姿を、やつれていたという嘘をつきながら報道したそうです」
などと反論、また、サンケイスポーツなどが母に取材し、石原さんが「(通報した)店を告訴したい」と話している、などと伝えた内容についても、「誘導尋問」だとして、
「『告訴』という言葉を使用したこともないので煽るのも止めなさい。しかしBPO問題を考慮し始めましたよ。今。そして身内(※編注:母と見られる)に私が話したとされる内容も全て嘘です。実は、私は一切見ていない松居なる人(※編注:松居一代さんか)の身内にもその方面では話を聞いていたとのことですが、うちは自分からも晒しませんし、大体殺人者でもないのにいちいち不法侵入をして別途話を聞きに行くその行為が何様行動です」
「このようにえげつない嘘までつきながら集団で茶番を繰り広げているのがマスコミの集団ストーカーだという現実を皆さんは知るべきです。日本に暮らすならです」
と、「嘘」「虚偽」「ストーカー」といった言葉を繰り返しながら怒りをぶちまけている。
なお、27日の「バイキング」(フジ系)で「いまだに3本の指に入るくらいキレイな、とにかくキレイっていう印象」と話した俳優の坂上忍さん、「プッツンという印象よりは不思議な方」と述べたタレントの薬丸裕英さんについては、
「坂上くんもありがとうございます。ヤッくんもありがとうございました」
とお礼を述べた。