中国に空前の新エネ車ブーム 2020年に2000万台は本当か

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多国籍の自働車部品企業も続々

   中国の自動車製造ブームで、多くの自動車部品供給者が満面の笑みをたたえている。中でも最も喜んだのは大手多国籍部品メーカー、例えばドイツのボッシュ(Bosch)である。ボッシュの2016年度の中国販売額は915億元で、前年同期比19%のプラスとなった。2016年、中国市場はボッシュ全体の販売総額の17%に貢献し、最も重要な業績成長地となった。ボッシュの4大業務において、自動車及びスマート交通技術業務の中国における成長は、業績成長の主な駆動力となっている。

   『経済観察報』6月の報道によれば、世界的に有名な20あまりの欧米系多国籍部品企業の中で、2016年に営業収入が下降したのはわずか5社だけで、大部分が増加傾向を見せ、その中国エリアの業績成長貢献度は非常に顕著であった。

   もちろん、中国本土の自動車部品企業も利益を受けた。中国の上場企業において、上半期の業績を予告した上場会社のうち、自動車部品企業は最も目立った存在である。

   20数年前には、中国各省ともテレビ、冷蔵庫などの家電生産ラインを導入して、省と省は熾烈な戦いを繰り広げ、ハイアール、ハイセンス、TCLなどに収斂していった。しかし、家電が落ち着いてから今度は各省とも電気自動車産業へ一斉に参入し、新しい乱戦の模様となっている。これが落ち着くまでまた二十年かかるだろうか。ちょうど2040年ごろ、世界では主な国がガソリン車に別れを告げて、電気自動車の時代に入るが、その時の中国電気自動車メーカーは何社まで残るだろうか。       (在北京ジャーナリスト 陳言)

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