今井、橋本議員が不倫疑惑に「言い訳」 離婚調停中の不貞行為はアリ?

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   橋本健・神戸市議(37)との「略奪不倫」が週刊新潮に報じられた今井絵理子・参院議員(33)は「一線は越えていない」旨を強調している。橋本氏は妻子持ちだ。

   橋本氏は会見を開き「4~5年前から事実上婚姻関係は破たん」「離婚調停中」と明かし、これを背景に「略奪」や「不倫」という表現を否定した。インターネット上では両氏に非難が殺到しているが、社会学者の古市憲寿氏は「いいんじゃない」と主張した。

  • 今井絵理子参院議員(2017年4月撮影)
    今井絵理子参院議員(2017年4月撮影)
  • 今井絵理子参院議員(2017年4月撮影)

今井氏「好意というのはお互い持っていると思います」

   今井氏は2017年7月27日発売の週刊新潮(8月3日号)で、妻帯者である橋本市議との熱愛を「略奪不倫」の見出しで報じられた。新幹線の席で隣り合って手をつなぐ様子や、ホテルに同宿した際のパジャマ姿など、数々の現場写真が掲載されている。

   それでも同誌の直撃に今井氏は「これだけはお伝えしたいのは、一線は越えていないんです」と強調。さらに「好意というのはお互い持っていると思います」と認めながら「だからこそ一線を越えてはいけない」と繰り返している。

   今井氏は16年7月の参院選に立候補し初当選。聴覚障害の息子をもつシングルマザーとして同じ立場の母親層を中心に支持を集め、当選後も障害者支援などの活動も精力的に行ってツイッターでも発信している。そんな健気な議員像とはかけ離れた「不倫」報道は大きな衝撃を与えた。

「最近になって市議から交際の申込みがありました」

   今井氏は議員事務所を通じて27日午後、新潮記事へのコメントを報道各社にファクスで送信。17年に入って地方活動が多くなると、仕事で会う機会が増え、「個人的に好感を持つようになりました」という。そのうちに2人だけで話す機会も増え、関係が単なる「政治家同士」ではなくなったようだ。

「市議から『長いこと結婚生活は破たんしていて、別居している。妻と離婚の協議をしているが、近く離婚調停になる。』というお話を聞きました」

   一方、橋本氏は「今井さんとはお付き合いをしていません。恋愛感情もありませんよ」と同誌に対して明確に否定しているが、これとは明らかに食い違うこんなコメントも、今井氏は記している。

「最近になって市議から交際の申込みがありました。私も行為を抱いていたのは事実ですが、市議の結婚生活が長く破たんし、現在離婚調停をしているとはいえ、法律上はまだ妻帯者なので、『一線を越えてはいけない』と思い、『きちんとけじめをつけてから考えましょう』と申し上げました。そして、今日までこの約束を守ってもらっています」

   その上で「ただ、これだけは言わせてください。雑誌のタイトルにあるような『略奪不倫』ではありません。断じてないということを言わせていただきます」と書いている。

橋本氏「『不貞行為』はないと一貫して主張させていただいております」

   橋本氏も27日夕方、神戸市で会見を開き、やはり「恋愛感情もありませんよ」という言葉とは反する説明をした。

   まず「大変多くの方々にご迷惑とご心配とご負担をおかけしましたことを最初におわびをさせていただきたいと思います。申し訳ございませんでした」と謝罪。「(新潮の)記事に書かれている客観的な事象、写真や、私がいつどこを歩いていたかなどはおおむね事実と一致していると思っていただいて結構です」とした一方で、「強調させていただきたいのは、どうしてもタイトルが過激で、『不倫』だと断定されているのと、『略奪』という言葉があったことは困惑させていただいています」と一部を否定した。

「私自身家庭の問題を抱えておりまして、ここ4~5年、事実上婚姻関係は破綻しているような状態、1年前からは離婚の申し出と裁判外での離婚協議がスタートし、別居をはじめている状態です。3月には調停の申し立てを行い、現在3回の調停が行われているところです。調停中で、婚姻関係が破たんしている場合、仮に、仮にです、仮に一般的に『不貞行為』といわれるものがあったとしても、それは該当しないという知識があったものですから、『不貞行為』はないと一貫して主張させていただいております」

   ただ橋本氏は「そういうことが一切問題にはならないものだという認識のもとで、今回の軽率な行動をとってしまったことを深く反省しております」とも話した。

古市憲寿「まあ別に一線を越えていてもいいんじゃないかなと」

   特別な関係を認めながらも「略奪」や「不倫」を否定し、「一線は越えていない」とする両氏のこうした主張に対しては、ツイッター上でも非難が殺到している。

「橋本市議の今井絵理子との不倫疑惑会見。言い訳がいちいち面白い」
「手を繋いで寛ぎ、ホテルで逢瀬を楽しんだりして一線は越えていない?そんな言い訳が通ると思っているの?」
「あんだけホテル行って、新幹線の中で手を繋ぎながら寝て『不倫ではありません(キリッ)』アホか」
「お互い好意を抱いてるけど一線を越えてないから、なんてそれ言い訳になってないと思うが」

   別の角度の意見もあった。両氏のコメント発表前、27日朝のフジテレビ系「とくダネ!」ではこの新潮報道を扱った。司会の小倉智昭さんが「彼女(今井氏)は参院議員になってからも聴覚障害者のために積極的に動いたりして勉強しているようで評判良かったんですけど、こういう風に出ちゃうとちょっときついですね」としてスタジオの社会学者、古市憲寿氏に水を向けると、驚きの返答が出た。新潮記事でも、離婚調停は「4~5年前から」続いているとしていたが、これを引き合いに古市氏は話した。

「それ(4~5年前から離婚調停中であること)が本当だったら、不倫とはいえ、橋本さん側がもう5年間も奥さんとの関係がないなら、まあ別に一線を越えていてもいいんじゃないかなと思うんですけどね。ダメですか」

   この発言はスタジオ中が否定。笠井信輔アナウンサーは「『一線は越えていない』というのは、そうなのかもしれないけど、一線は越えずに新幹線で手をつないでいるだけなんですと。それって(橋本氏の)奥さんからみると、かえって何か深いものを感じてしまって、きついのかなという気がします」と橋本氏の妻の心情を推し量った。

   その橋本氏の妻のコメントも新潮記事には掲載されており、「百歩譲って私たちが離婚に近づいているにしても、今の段階ではダメですよね」と今井氏を強く非難している。

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