東山動植物園から逃亡して7か月 ニシキヘビが生き続けた意外な場所

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「脱皮するときに水に浸かる習性がある」

「自然動物館には、暖房を入れており、館内にいたのだと思います。館外では、寒いので生きていけなかったはずです。ニシキヘビは、冬には代謝が落ちますので、館内でじっとしていたのでしょう。空調設備の排気管などに入り込むなどしていたので、これまで見つけることができなかったのかもしれません」

   館内には、ゴキブリも含めた昆虫がおり、ヤモリなどもすき間から入ってくることがあるので、こうしたエサを食べていたのではないかと言う。

   ヘビが飼育スペースに戻った理由については、こうみる。

「脱皮するときに水に浸かる習性があり、そのためにプラスチックケースに入った可能性があります。また、暑くなってきたので、涼を取ろうとしたことも考えられます。館内は、空調があるとはいえ、外気の影響は受けてしまいますから」

   戻ったヘビは、健康状態に問題はないが、展示する予定はないという。もともと国内で保護されたため飼育していたといい、展示用のニシキヘビは別にいるとしている。

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