BPO問題の一方でギャラクシー賞も
同番組をめぐっては16年3月、水戸黄門の印籠に関する16年2月の放送内容を問題視した水戸市がBPOに意見書を提出している。結局、審議の対象にはならなかったが、TBSの武田信二社長はその後の定例会見で水戸市に謝罪した。
それから間もない16年6月には、同番組がツイッターを活用して行っていた「クロちゃん救出企画」がインターネット上で物議を醸し、番組側が中止を決定、謝罪する出来事もあった。こちらは「BPO案件」にこそならなかったものの、企画時点で心配する声も多々上がっていた。
ただその一方、同番組は2015年7月、2017年6月の2度にわたり「ギャラクシー賞」の月間賞を受賞している。ギャラクシー賞は放送批評懇談会が優れた番組などを顕彰するもの。特に、賞をとった17年6月の「先生のモノマネ、プロがやったら死ぬほど子供にウケる説」はインターネット上にも「神回」として絶賛する声が数多く寄せられていた。