漫画家の真島ヒロさんの人気少年マンガ『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』が、2017年7月26日発売の「週刊少年マガジン」に掲載された第545話で最終回を迎え、約11年にわたる連載が完結した。
同誌の看板マンガとして長年にわたって人気を集めた作品の完結に、ファンからは感謝やねぎらいのコメントが相次いでいる。そのほか、同業者の漫画家や著名人からも、「お疲れ様でした」の声が数多く寄せられた。
「笑顔と感動をありがとうございました」
『FAIRY TAIL』は2006年に「少年マガジン」で連載をスタート。09年にはテレビ東京系でアニメ化された。日本だけでなく海外でも人気を集め、コミックスの累計発行部数は世界で6000万部を超える。
物語の主人公は火の魔法を操る少年「ナツ」。彼が魔道士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に所属し、個性豊かな仲間と共にさまざまな依頼を解決しながら魔道士として成長する姿が描かれた。
今回、11年以上にわたる連載を終えたことについて、真島さんは17年7月26日に更新したツイッターで、
「本日(編注・26日)発売の週刊少年マガジンでFAIRY TAILは最終回を迎えます。今まで応援してくれた全ての人に感謝します。ありがとうございました」
とツイート。続けて、「原作が終了してもまだアニメが控えてますし、単行本派の人もいるし、他にも色々FTのイベントはしばらく続くので、終わった感があまりないんだよね」と率直な心境を明かした。
連載の終了を伝えた真島のツイートには、ファンから、
「小学生の頃から社会人の今に至るまで読み続けていたFAIRY TAILが完結するのは嬉しいことでもあり同時に悲しくもなります」
「こんなにハマった漫画は今も昔もFAIRY TAILだけです」
「笑顔と感動をありがとうございました」
など感謝のリプライ(返信)が数多く寄せられている。そのほか、海外のユーザーからも、「Thanks for your hard work, Sensei!」「The story that will live in my heart always」といった声が出ている。
ノンスタ井上「次回作も楽しみにしてますね」
そのほか、同じ漫画家や著名人からも連載終了をねぎらう声がツイッター上に相次いで寄せられている。過去に真島さんのアシスタントを務めた漫画家の吉河美希さんは、
「11年間お疲れ様でした!! 2巻途中までですが、お手伝いできて光栄でした。しばしゆっくり......とはいかなそうですが、休んでください。本当に少しは休んでくださいね...!!休んだほうがいいと思います!!!!!」
とリプライ(返信)。『涼風』『君のいる街』などで知られる瀬尾公治さんは、「真島さん、お疲れ様でした!!飲みに行きましょう!!」との言葉を送った。
また、『ソウルイーター』の大久保篤さんも、
「真島先生がマガジンのファンタジーを牽引してるからこそ、自分がここで連載できていると思っています!凄く感謝しています!!11年間。本当に本当にお疲れ様でした」
との思いを寄せた。そのほか、『はじめの一歩』で知られる大ベテランの森川ジョージさんも、「とりあえず、お疲れ様でした」とねぎらっている。
お笑いコンビ「NON STYLE」の井上祐介さんは「真島先生、連載お疲れ様でした。 『RAVE』(編注・真島さんの前作)から真島作品は大好きなので、次回作も楽しみにしております」。アニメ版で主要キャラクターの「ウェンディ」役を演じた声優の佐藤聡美さんも、
「11年間お疲れ様でした(中略)インタビューを拝見して 先生の想いに触れて泣いてしまいました...! FAIRY TAILに関わることが出来て幸せですっ 本当に本当にお疲れ様でした」
との言葉を贈っている。