「闇のルートを通じて、最終的な金額は相当小さくなるだろう」
この件は25日付英紙「テレグラフ」など複数メディアで報道され、日本でも話題を集めたが、改めて注目されたのが7月にヴィッセル神戸に入団したポドルスキの発言だった。
7月14日付ドイツ紙「シュポルト・ビルト」に掲載されたインタビュー記事で、ポドルスキは神戸だけでなく中国クラブとも交渉したとして、両国の差を明かしている。Jリーグよりも高額の年俸で契約できたはずの中国について「魅力的ではある」としながら「しかし、中国では交渉過程で8~9人の犯罪者のような関係者が介在してくる。年俸は中国の方が高いだろうが、間に挟まれる闇のルートを通じて、最終的に手元に入る金額は相当小さくなるだろう」と、金銭のやり取りに問題があると指摘した。一方、「日本は最初から交渉が真面目だった」との印象を述べている。
ツイッターや2ちゃんねる上ではこの発言から、「ポドルスキの予感は正しかった」「冷静だったな」「賢い」「ポドルスキ日本選んでよかったな」といった書き込みが相次いでいる。
なお26日付米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によると、上海上港など複数クラブは給与未払いを否定、上海申花は調査中として速やかに支払いを確定させる予定だという。