ペットも飼育者も体調変化に注意
ペットの感染を外見や症状だけから判断することは難しく、獣医療機関へ連れて行く必要がある。日常的な対策としてはペットに対するダニの駆除剤等の投与を徹底し、体調不良の際には動物病院を受診することが推奨される。
万が一飼育しているネコなどがSFTSと診断された場合、ウイルスは血液や排泄物から検出されているため、厚労省は糞尿などを処理する際には次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒剤による処理を感染拡大防止として推奨している。体調不良の動物に接触する際は手袋をつけるなども予防措置も有効になるという。
また、飼育者も発熱や食欲低下、嘔吐、下痢、頭痛、筋肉痛等の症状がでた場合、速やかに飼育者も医療機関を受診し、かつ飼育しているネコがSFTSを発症したことを医師に申告するよう求めている。