食事として20~24個、オヤツとして8個ほどの注文
たこ焼き店に見解を聞いた。「東京三軒茶屋 ラヂオ焼」(東京都世田谷区)の濱川則治店長はJ-CASTニュースの取材に「たこ焼きはもともと家庭で作るもので、『お母さんの味』があり、食事かオヤツかという食べ方もそれぞれ違いがあります」と話し、一概には割り切れないようだ。その上で、あえて言えば「店では食事というよりは軽食の扱いで提供しています。1セットの量や食べる動機も、昼食としては食べないかなという方が多いと思います。あとはお酒のつまみとして食べるお客さんもいらっしゃいます」という。
「浪花屋(なにわや)」(大阪市)の足立修一店長も「食事として食べるお客さんも、オヤツとして食べるお客さんも双方いらっしゃいます」と話す。同店では4個単位で販売しており、「昼時には1人分20~24個を人数分注文して店内で食べたり、あるいは家族の代表の方が来店して人数分持ち帰ったりします。食事の時間帯を過ぎると、軽食として1人8個くらいを頼まれるお客さんが多いですね」という。個数を調整して食事・オヤツの使い分けをしているということだ。
それでも足立さんは「オヤツとして食べる方が多いとは感じます」という。その理由を「価格やサイズ・量が一因かと思います。多くの店で1セット数百円程度、一口サイズで、持ち歩いても食べられますよね。コンビニのホットスナックのような感覚ではないかと」と推測した。これがお好み焼きとの違いでもあり、「お好み焼きにも、どら焼きくらいのサイズのものが広く販売されれば、オヤツとして食べるようになるかもしれません」と話していた。