ビックカメラが実施した「ニンテンドースイッチ」の抽選販売をめぐり、「抽選方法に不正があったのではないか」との疑惑がインターネット上で広まっている。参加者の一部から、配布された抽選券の番号に「不自然な『抜け』がある」との指摘が上がったためだ。
一方、ビックカメラの広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、ネット上の疑惑について「まったく事実ではない」と否定。では、なぜ「不正疑惑」が広まることになったのか。その理由について尋ねると......。
「当たりの抽選券を抜いているのではないか」
ビックカメラのスイッチ抽選販売での「不正」を訴える投稿は、2017年7月21日から23日にかけてツイッター上に相次いで寄せられた。投稿の内容はいずれも同様で、その大枠をまとめると次のようになる。
知人や家族と共に抽選販売に参加したが、本来は「1番」から順に一人ずつ連番で渡されるはずの抽選券の番号に、途中で「抜け」があった(例えば、『933番』の次に貰った抽選券が『935番』となっていた)。
その後、抽選券の配布終了後に発表された当選番号を見ると、受け取った抽選券はどれも外れで、途中の抜けていた番号(先ほどの例で言えば、『934番』)だけが当選していたというのだ。投稿者はいずれも、こうした経緯を説明した上で、
「事前に当たりの抽選券を抜いているのではないか」
などと店側の不正を疑う言葉を寄せている。
こうした疑いを抱くユーザーが出たのは、一店舗だけではない。
J-CASTニュースが確認した限りでは、水戸駅店(茨城県水戸市)、なんば店(大阪市)、池袋西口店(東京・豊島区)の抽選販売に参加したネットユーザーが、それぞれに配布された抽選券の写真付きで事態を報告している。
抽選方法の不正を疑う声が相次いで出たことを受けて、ツイッターやネット掲示板には、
「ここまで複数で発生すると疑惑で終わらんよ」
「不正を疑われても仕方のない店舗が複数あるうえに、本社が抜本的な対策をとってないのは確か」
「水増し客寄せに使ったんじゃないかなと思う」
といった指摘が殺到。さらには、ビックカメラの公式ツイッターアカウントにも、直接リプライ(返信)する形で事態の説明を求める声が相次いでいる。