内閣支持率が「10ポイント減」 内閣改造で「回復」あるのか

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続投する「内閣の柱」が支持得られていない

   17年8月に行われる内閣改造では、稲田朋美防衛相ら失言が問題視された閣僚が交代する公算が大きい。それでも「人心一新」となって支持率が回復するかは不透明だ。毎日新聞の調査では、

「今の内閣の柱である麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を留任させる考えです。これを評価しますか」

と聞いたところ、「評価しない」が52%で「評価する」の30%を大きく上回った。続投する「内閣の柱」が引き続き支持を得られないことを示しているといえそうだ。日経・テレ東の調査では、不支持の理由のトップが「人柄が信用できない」の44%。第2次内閣で最低だった15年7月の調査では、不支持の理由で最も多かったのが「政策が悪い」の41%で、「人柄が信用できない」は4番目に多い24%だった。日経記事では「今回は首相の信頼度の余韻が目立つ」と指摘しており、安倍首相の人柄が信用されていない以上、閣僚が変わったとしても政権への支持は回復しないという解釈もでそうだ。

   菅義偉官房長官は7月24日午前の記者会見で、世論調査の結果について

「最近の支持率の下落については、国民の皆さんの声として謙虚に、しっかりと受け止めてまいりたい」

などと述べた。

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