【よじごじDays】(テレビ東京)2017年7月19日放送
「夏バテ気味のイマ食べたい料理」
猛暑の日々が続く中、早くも夏バテ気味...という人も少なくなさそう。ついつい冷たいものばかり摂(と)ってしまうかもしれないが、そんな食生活では夏バテを加速しかねない。
番組では、夏バテを予防する食材と、より効果が増す食べ方を、都内の飲食店をめぐりながら紹介した。
夏こそ温かい食べ物で代謝&免疫力UP
一つ目は「えび」。
意外に思う人も多いかもしれないが、えびなど魚介類のタンパク質に含まれる「グリシン」というアミノ酸の成分が睡眠の質を高め、寝苦しい夏の体力回復にうってつけなのだ。
世田谷区・三軒茶屋の「DobuRoku かに・えび・酒」の「DobuRoku 名物えび丼」は、ご飯の上に北海道産の南蛮えびをなめろう状にしたものやいくらなどをのせた看板メニューだ。
最後にえびとかにで取っただしをかけてお茶漬け風にもできるが、温かいものを食べると体温が上がり、代謝機能と免疫力が上がる。お茶漬け風なので、食欲が減退している時でも食べやすい。
トマトやパプリカは生で食べるべし
二つ目は、「A・B・C」を含む野菜だ。
「A」は、ビタミンB群の吸収を高め、効果を持続させる「アリシン」と「硫化アリル」。ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニクなどに多く含まれる。
「B」は糖質などの代謝を助け、エネルギーに変換するビタミンB群で、エダマメ、トウモロコシなどに多く含まれる。
番組で訪れた「農家の台所 新宿三丁目店」では、生食できるトウモロコシ「ゴールドラッシュ」をサラダバーで提供している。ゆでると逃げてしまう栄養素もそのまま摂取できるのでオススメだ。
「C」は、暑さや睡眠不足から来るストレスを緩和し、自律神経を安定させるビタミンCで、トマト、カボチャ、パプリカなどに多く含まれる。熱に弱いので、サラダとして生で食べるのがよい。
最後は「ハチミツ」。
ハチミツに含まれるブドウ糖と果糖は最初から分離していて素早く体に吸収され、エネルギー源になる。夏は暑さで体力を消費するので、疲れたと感じたらハチミツを摂ると効果的だ。