「夏の恵方巻き」は定着できるか コンビニ各社が熱をあげるのはナゼ

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売上規模は「非常に小さい」

   2013年から「夏の恵方巻き」に乗り出したセブン-イレブンは今年、「ご存じですか?8月6日の節分」をキャッチコピーに計8商品を売り出す。広報担当者は、

「年に四度ある『節分』に何らかのイベント性を出せればと考えています。一つの消費のきっかけとして提供しているのは当然ですが、お客様側から『年に一度では物足りない』といった声を頂いているのも、夏に恵方巻きを販売する理由になります」

と説明する。キャンペーン自体の認知度については、「徐々に上がってきている印象」としていた。

   ただ、肝心の売上面について聞くと、3社ともに「冬(2月)に比べれば、劣ります」と口を揃える。特に予約販売を中心に展開するファミリーマートでは、

「やはり恵方巻き商戦のメインは2月の節分です。イベント自体の認知度にも、夏と冬ではかなりの差があると認識しています。ですので、売上の規模としては非常に小さくなっているのが現状となります」

としていた。

   実際、インターネット上の反応を見ても、「夏の恵方巻き」はまだまだ定着しているとは言えないようで、ツイッターやネット掲示板には17年の夏にも、

「夏の恵方巻きなんて聞いたこともない」
「恵方巻きのポスター 夏でも!? 二度見したよ」
「最近の恵方巻きは夏にも進出してるのか...」

といった意見が出ている。

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