一歩抜け出た感
一方、大手3社はNTTドコモ39%、KDDI26.8%、ソフトバンクグループ24%で、いずれも横ばいまたは微減。KDDIは同じグループに格安の「UQモバイル」などを展開するUQコミュニケーションズを抱えるが、現状ではUQへの流入よりも、KDDI本体からの流出の方が深刻とみているようだ。
単純な価格比較だけなら「格安スマホ」に分があるが、大手ならではのサービス、安心感を考慮すると、新プランは競争力があるといえそうだ。
次の注目は、ドコモやソフトバンクがどう動くかだ。これまで大手3社は、おおむね似たような料金水準だったが、今回のKDDIは一歩抜け出た感がある。KDDIに触発され、残る2社が新たなプランで対抗すれば、スマホ利用者全体に恩恵が波及することになる。