円谷プロ「声明文に書いてあることが全てです」
さらに、
「ウルトラマンの利用範囲は、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、他ジャンボーグエースのキャラクターで、その話の中に出演する怪獣他、プロップス等の範囲に及びます」
などと利用権利が記されている。
円谷プロは今回の抗議声明で、ウルトラマンシリーズの初期映像作品に関する日本国外の利用権の取り扱いは、長期間に亘って複数の国で係争が続いていると説明した後に、
「いずれの判決においても、一貫して、当社がすべてのウルトラマンシリーズの製作者であり、その著作権を保有している点が認められております。また、本件映像作品のような新規著作物の製作、ウルトラマンシリーズキャラクターの翻案・改変等の権利は当社のみに帰属するものです」
と主張している。
中国のネット上の意見を検索すれば、
「円谷プロのウルトラマンを勝手に制作するのは中国の恥」
といった意見が圧倒的に多いが、権利関係がいまだによく分からない状況のため、現実では中国版「ウルトラマン」に関しても、両者の争いが続いていくことになると予想される。なお、J-CASTニュースがユーエムとの関係などを聞くため17年7月21日に円谷プロに取材したところ、
「声明文に書いてあることが全てです」
ということだった。