「一生さんの声が聞きたいので何度もかけます」「たくさんかけてごめんなさい」――。
2017年7月18日からスタートした、キリンビール「旅する氷結」のプロモーション「高橋一生の旅するコール」が話題だ。電話をかけると、高橋さんの声でメッセージを聞くことができる企画で、今ファンのハートをわしづかみにしている。
一生さんの名前で電話帳登録
「旅する氷結」のプロモーションは、今年3月にスタートした。公式インスタグラムに、CMキャラクターを務める高橋一生さん(36)のオフショットを公開。開始からたった3日間で30万フォロワーを突破し、話題となった。5月には60万フォロワーを超えたが、惜しまれつつ終了。
しかし、60万フォロワーはほとんど減ることなく、再開を待ち望む声は日々大きくなり、約2か月ぶりに、公式インスタグラムは再開された。
それと同時にスタートしたのが、「高橋一生の旅するコール」だ。「0570-092-666」という電話番号にかけると、世界のどこかを旅している高橋さんにつながる。
第1弾は、「キリン 旅する氷結 ハオチーライチ」に合わせ、香港のストリートマーケットをレポートする様子があの声で聴けた。
J-CASTニュース編集部が、7月20日、キリン氷結のPR事務局に取材したところ、「スタートから3日間で2万件近いコールがあった」と言う。
公式インスタでも、
「昨日の時点で何十回も電話しちゃいました」
「電話しました 幸せなひとときを過ごせました」
「耳がぁぁぁ しあわせ」
「電話しましたー。失神しそうでした」
「電話番号を一生さんの名前で登録して、電話帳見るたびドキドキするという遊びを開発しました」
など、歓喜の声が続き、21日13時現在で、8万2000件の「いいね!」がついている。
あまりの反響に、「かけても繋がるのかな?」と不安視する声もあがっているが、事務局は、「回線は万全な体制をとっていて、『殺到して接続出来ない!』という問題はほぼ起こっていません」と、話す。
21日からは、「ハワイ」編。海の音とともに「アロハ~!」と、ワイキキのトリビアも教えてくれている。
沢尻エリカからの折り返し求めファン殺到
「タレントが電話にでる」といえば、今年3月、女優の沢尻エリカさんが出演した、サントリーのチューハイ「ほろよい」のCMが記憶に新しい。
CMの中で沢尻さんが手にするスマホの画面に、「erika」という表示名で、しっかりと電話番号が映っており、そこにかけると、沢尻エリカさんの声で留守電メッセージが聞こえるというものだ。
それだけでなく、そこに何かしらのコメントを吹き込むと数時間後には、沢尻さんから折り返しの電話が来る――という手の込んだキャンペーンに、ファンは殺到。2017年3月29日の「Business Journal」によれば、サービス開始から9日間で10万コールを超えたという。