歌手で俳優の福山雅治さん(48)が、あるボーイズラブ(BL)の本をラジオ番組で絶賛したことが反響を呼んでいる。
TOKYO FMの番組「福山雅治 福のラジオ」では、2017年6月の放送でリスナーからBL本の話を聞いた福山さんが脚本を募集することになり、番組内で福山さんがその脚本を読み上げる試みを続けている。
「結構はまっていろいろと読んでいる」
福山さんは、BL本を取り寄せて勉強していることを明かしていたが、7月15日の放送でも、「結構はまっていろいろと読んでいる」と明かした。そして、いきなりこう告白した。
「ヨネダコウ先生の『囀る鳥は羽ばたかない』、素晴らしい名作ですよね。これをどうやってまず実写化できるのかなとちょっと考えたりしてたんだけど、実写化してくれる俳優さんがどれくらいいるのかなと思って」
「囀る鳥は羽ばたかない」は、BL本の中でも人気作の1つとして知られる。暴力団の矢代が付き人の百目鬼に惹かれるものの、百目鬼にはある事情があって...というストーリーだ。
福山さんの告白に対し、同じパーソナリティで放送作家の今浪祐介さんが次のように伝えた。
「一緒に仕事させてもらってる声優さんがわりとBLも出てたりするんで、そういう方々からも、『何か必要があれば、いつでも僕は福山さんのところに行って共演しますよ』って連絡いただいて」
作者「紅白でるよおばあちゃん!に似た感じ」
これに対し、福山さんは、「頼もしいなあ」と感じ入りながらも、こう答えた。
「でも、プロの方とやると、ド素人だから、僕がそんな簡単にね、BLにって、そんな急に共演っていうのは、それは失礼なんじゃないかと思っちゃう」
そして、もしBLをやる場合は、福山雅治の名前ではなく、違う名前で声優をやる可能性があるかもしれないと漏らした。
放送を受けて、ツイッター上などでは、BLファンらから「チョイスが通すぎる」「ガチでBL勉強してるやん...」「ぜひ挑戦してもらいたい」といった声が上がっている。
書店や漫画喫茶なども反応しており、神奈川県鎌倉市内のくまざわ書店大船店は、「囀る鳥は羽ばたかない」の書棚に福山さん絶賛としたお知らせを掲げた写真をツイッターに投稿し、「まさかこのお名前をBLコーナーで出す日が来るとは......」とつぶやいていた。
作者のヨネダコウさんも7月15日、「生きる...」とツイートして、「仕事のことを連絡する事はないのに思わず姉にLINEしちまいました...。紅白でるよおばあちゃん!に似た感じです」と感激した様子だった。